From One's Heart 平和への想い
こんにちは、みるとです。
みるとのホームページにお越しいただき、どうもありがとうございます。
みるとがいつも抱いている率直な気持ちを皆さんにお伝えしたくて、
このページを作ってもらいました。
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みるとは、自身の音楽活動のコンセプトである「平和」をテーマにしたコンサート企画「From One’s Heart」の企画実施を不定期で行っています。「From
One’s Heart」を開催する際は、平和や哲学について必ず学び直す機会をもうけ、それらをコンサートにできる限り反映させることに努めています。
「From One's Heart」は、ユネスコ憲章前文の「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」が由来しています。平和の砦の連帯を築き上げていくことで実際に平和へと進んでいくことができます。
では、その連帯、団結は、いったい誰の心から始まるのでしょうか?
では、その連帯、団結は、いったい誰の心から始まるのでしょうか?
自身の決意としてフロムマイハート(from my heart) か?
それとも、皆一緒にということでフロムアワーハート(from our heart) か・・・?
それとも、皆一緒にということでフロムアワーハート(from our heart) か・・・?
「ほかの誰ではない、決意したその ”一人が立つ” という心が大切であり、連帯はその一人から始まる」という哲学を元に「From One's Heart」を、コンサートタイトルとしました。
思い立った一人がまず立ち上れば、その一人から発せられる波動は、人と人とのかかわりの中で二人、三人、やがては世界へと拡がっていきます。「One's」から始まり、最後には大きな平和の連帯となるでしょう。そういう想いが、「From One's Heart」に込められているのです。
みるとの平和への想いです。お時間の許す時に最後まで読んでいただければうれしく思います。
<音楽と平和>
中学生の時、父からオカリナをプレゼントしてもらったことをきっかけに、オカリナを吹き始めました。
高校卒業までさまざまな楽器を転々としながらも、なんとなくそばにあったオカリナ。
そのオカリナが、後に自分の人生そのもの、そして自分の目的である平和そのものに直結するとは、
当時思ってもみませんでした。
小さな頃から、戦争の悲惨さ、平和の尊さを教わりながら育ったためか、
社会にでたら何かしら平和に貢献したいと考えていました。
そんなときに起きたのが、あのアメリカ同時多発テロ事件。
何年経過しても、当時の記憶は、みるとの頭の中から消えることはありません。
「20世紀は戦争の繰り返しでつづられた悲惨な歴史だった・・・
だからこそ、21世紀からはそれを教訓にして、平和であってほしい」
という世の中の願いも虚しく、人の生命が奪われ、
その周辺の人たちが不幸の渦に瞬時に巻き込まれる・・・・。
テロや報復の被害で人々が苦しむ様を見ては心が痛みました。
本当に苦しんでいるのは、当事者ではなく罪のない人たちであり、
その当事者は自分達の権力を濫用して、自分達の目的の達成のためには
多少の犠牲には目をつぶり、自分には直接的な痛みを伴わないという事実に怒りを覚え、
その他にも様々な不条理に憤りを感じました。
しかし、その怒りや悲しみは、いつしか自身に向けられるようになりました。
いくら文句を並べてみても、自分では何もすることが出来なかったからです。
今こうしている瞬間も世界のどこかで人が尊い命を落とし、
楽しくオカリナを吹いてる瞬間も、どこかで不幸な叫び声をあげているのかと思うと、
無力の自分に腹が立ちました。
そんなくやしさの中で、みるとは、かたく心に決めたのです。
自分は、自分にできること−−「オカリナ奏者みると」というアーティスト活動を通して、
平和の推進に貢献していこうと。
この時から、
生きることと、平和を目指す事と、オカリナ奏者として歩んでいくことが
完全に一致するようになったのです。
みるとは、
アーティストとして、音色、サウンドそのものにそのメッセージ、想いをのせて
伝えていきたいと思うと同時に、
-みるとというアーティストそのものを通して、平和の大切さを伝える−
自分の進むべき道が、今、はっきりと心のなかに具体化しました。
<平和とは何か>
みるとは、単純に戦争やテロがなくなれば平和だとは考えていません。
戦争も平和も、人間の心を反映した結果だと思っています。
もしも物理的に戦争テロの原因を全て取り除いて戦争やテロを一時的に終結させても
時が経てばすぐに同じことを繰り返してしまうでしょう。
なぜならば、人間はとてつもなく尊い心を持ちながらも、
同時にとてつもなく醜い心も持ち合わせているものだからです。
自分自身の中の醜い心、エゴイズムに支配されてしまった時、戦争のような悲しい結末がうまれる・・・
そう、みるとは思います。
大切な事は、自身の心の闇に負けないよう人間性を高めていくこと、
そのためには、一人一人の心を改革することが必要だと思います。
一人一人が、エゴに支配されない強い心を持てるように努力することが大切です。
そして、いかなる理由があろうとも戦争は絶対悪であり、
それを止めなかったものも悪であることを認識することで
平和への道が自然に開かれていく・・・というのが理想ではないでしょうか?
<ではどうすればいいのか>
先に述べた考えは実際には途方もなく実現の難しい理想論です。
ですが、諦めてしまえばそこで終わってしまいます。
大切なのは一人ひとりが理想を目指して挑戦していくことです。
素晴らしい芸術は人の心を動かす事ができます。
人の心を豊かに、穏やかにする力を持っています。
しかし、それだけでは足りません。人の心を改革していくには、
その想いを伝える「言葉」が果たす役割はとても大きいと思っています。
それも一方的に、自己満足に浸りながら言葉を並べ酔いしれる、
あるいは相手に押し付けるのではなく、
相手の言葉にも耳を傾け、双方の「気持ち」というボールのやりとり、
つまり「対話」が平和への鍵だと思います。
一人一人価値観が違う中で、理想の平和を掲げるのは非常に難しい事です。
そこで、心と心が通った対話を繰り返していくことで、
人から人へ平和のリズムが伝わり、やがて広く脈打っていく事ができると考えています。
その流れこそが大切なのではないでしょうか。
みるとは、自身のコンサートやラジオ、また出会いの中で、
心の通った対話をしていきたいと考えています。
またもっともっと人間的にも、アーティストとしても成長し
最終的には自身の存在を通してみなさんの心に平和を伝えていきたい、
そして、そんな存在であり続けたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
心から感謝いたします。
みると